導入事例

株式会社ゆうせい薬局

1.処方箋入力ミスを限りなくゼロへ

2.薬師丸賢太が埋めてくれる成熟度の差

3.「薬師丸賢太が学習してくれたんだ」 読み取るほどに実感する精度向上

「ミスを限りなくゼロへ」 徹底的に薬局業務のDX化を進める中で、薬師丸賢太の導入を決めた理由

1954年の創業当初より、地域の皆様のかかりつけ薬局を目指して運営されている「ゆうせい薬局」ミスを限りなくゼロへ近づけたいと最新鋭の錠剤・散剤の分包機はもちろんのこと、自動入出庫機、一包化監査、AI発注やピッキング監査のシステムを順次導入し徹底的に薬局業務のDX化を進める中、最後に残っていた処方箋入力業務を解決すべく、薬師丸賢太の導入を検討したきっかけや導
入時の工夫などについてインタビューをさせていただきました。

TOPICS

処方箋入力ミスを限りなくゼロへ

薬師丸賢太が埋めてくれる成熟度の差

「薬師丸賢太が学習してくれたんだ」 読み取るほどに実感する精度向上

処方箋入力ミスを限りなくゼロへ

NeoX

薬師丸賢太の導入を検討された際、どういった課題を感じられていたのでしょうか?

藤田主任

処方箋情報の手入力による薬剤の選択ミスや、Do入力を利用した際の用法用量の訂正漏れなどがどうしても起こってしまっておりました。
事務スタッフが入力後、薬剤師がチェックするフローになっているのですが、どうしても間違いを100%防ぐことが難しいという課題がありました。

株式会社ゆうせい薬局
代表取締役 薬剤師
小西 明 様

小西代表

薬師丸賢太を導入してから、そういった問題はずいぶん解決したんじゃないかな。
以前は、本来であれば気付けるようなミスも防ぎきれていないことがあったんです。

藤田主任

そうですね、あとでチェックしてもらえるから、という甘えもあったと思います。

NeoX

やはり、慣れなどがミスにつながってしまうということもあるのでしょうか?

藤田主任

処方箋入力業務の中で、処方欄の正しい入力が1番大事ですよね。
ある程度経験を積んでいても、そこをしっかりとチェックしようと思うあまり、処方日、医師名の入力間違いなどに気付いていないということもよくありました。また、弊社の場合はレセコンに入力した処方情報がそのままピッキングシステムに連携されるので、入力の時点でお薬や数量を間違えてしまうと、全く違う薬が出てきてしまうのでなおさらです。
そこを限りなくゼロに近づけたいという中で、解決策を探していました。

薬師丸賢太が埋めてくれる成熟度の差

NeoX

処方箋入力は薬局業務の入り口の部分なので非常に気を使う、丁寧に確認をしていくという業務だと思うのですが、薬師丸賢太を導入したことで、事務のスタッフの方の習熟度の差を埋めることもできているのでしょうか?

藤田主任

新人スタッフの場合は特にジェネリックの判別に賢太が貢献してくれているのではないでしょうか。
例えば、一般名になると15文字目まで同じ成分名の表示なのにそれ以降が違う別の薬品、ということが本当に実際あるんですよね。
特に外用薬でこういったケースが多く、パッと見ただけでは判別できないほど酷似していることもあるんです。そういったときに、薬師丸賢太を通すことで、酷似した一般名もバーンと読み取って一発でレセコンに出力してくれるのはありがたいです。

藤田主任

当然すべての内容を確認する必要があるのですが、それでも難しいということが実態としてあるんですよね。

NeoX

処方箋の入力業務は受付業務のように思われている方もいるかもしれないですが、実際は負担が大きい業務のひとつですね。

藤田主任

弊社の場合は処方箋入力が完了すると、そのデータに基づいて次のピッキングシステムが稼働することになっていますので、間違ったお薬を入力すると間違ったお薬がピッキングされてしまいます。ですから、入力業務には相当な責任感が必要になってきます。
つまり、入力ミスをしてしまうと、弊社の場合はその後のすべての工程をやり直す必要が出てきてしまうんです。書類や薬袋の出し直しで紙の無駄も発生しますし、やり直しをする方が何倍も時間がかかってしまいます。処方箋通りの正しい入力をすることに注力することでその後の工程全体の効率化につながっていきます。

株式会社ゆうせい薬局
事務主任 登録販売者
藤田 記央 様

NeoX

この入力業務というのは当然薬局業務の基本の「き」の部分だと思いますが、処方箋入力業務の正確性やスピード感という点では以前から課題を感じられていたのでしょうか?

小西代表

弊社は多くの医療機関、医薬品を取り扱っているので、熟練すればするほどよいのはもちろんなのですが、内容を見てみると日付や医師名、用法など基本的な部分でのミスも多くありました。
ただ、すべてのスタッフが熟練、熟達するためには当然時間が必要なので、そういった部分を薬師丸賢太を利用することで解決できているのではないでしょうか。

藤田主任

弊社では年間600を超える医療機関の処方箋を取り扱います。新人教育の際に、それらの医療機関毎に異なる処方箋のフォーマット のクセ、例えば、「この病院はどこに保険番号が書いてある」などの説明をその都度しているんですが、薬師丸賢太を通せばその必要がなくなってきますよね。
薬師丸賢太がどこに何が書いてあるか読み取ってくれるので、今後は新人教育も省力化できる部分が出てくるのではと期待しています。

NeoX

賢太は読み取れば読み取るほど学習も進んでいきますし、誤読については不具合報告を上げていただくことでより効率的に誤読の修正の対応ができるようになっています。

「薬師丸賢太が学習してくれたんだ」 読み取るほどに実感する精度向上

NeoX

薬師丸賢太を導入するにあたり、事務のスタッフの方たちの反応はいかがでしたか?操作面において、難しいなどのお声はありましたか?

藤田主任

操作に関しては問題ないです。本当に一瞬で読み取るのでまったく問題ないですね。
個人的にはFAX処方箋がどの程度読めるかが一番の心配でした。
1日に何十枚かFAX処方箋に対応する中で、これらをどうしても賢太に通したいというのがあったのですが、結構読めてます。
正直、導入初期は誤読もしばしばあったのですが、導入前に思っていたよりは読めていました。

小西代表

不具合報告も1度上げるとほとんど修正してくれてるもんね?

藤田主任

例えば、あるクリニックの処方箋は処方欄が狭く、薬品名が長い場合は改行されて2行になってしまうんです。
以前は2行になってしまうことが原因でうまく読めていないことがあったのですが、いまはもうないですね。
このクリニックはこの書き方だと薬師丸賢太が学習してくれたんだと感じました。
読み取り精度も全体的に上がっていると思います。

NeoX

薬品名が改行されてしまうケースや、用法だけが2ページ目に記載されてしまうようなケースは、まさに集中的に学習をさせて改善した例のひとつです。

NeoX

入力業務自体が、賢太が入力した内容を確認するというフローに変わっていると思うのですが、プレッシャーなどの負担が軽減されたりもしているのでしょうか?

藤田主任

間違っているものを修正しないといけないというストレスは減っています。
「自分の入力が間違っているかも」と思いながら入力チェックするよりも、「合っていることを確認する」イメージになったので、気持ち的にも楽になりましたね。

小西代表

最新鋭の錠剤・散剤の分包機はもちろんのこと、自動入出庫機、一包化監査、AI発注やピッキング監査のシステムを順次導入し、薬局業務全体でDX化を進める中で、最後に残ったのが処方箋入力でした。
これを解決しなければと考えて導入を決めたのですが、一定の効果が出ていると感じています。
入力業務で間違えてしまうと、その後の工程がすべて間違ってしまうので、プレッシャーにもなっていました。機械でできる部分は積極的にDX化し、チェックに時間をかける、そうすることで間違いも減ってくれると考えているんです。

NeoX

入力の部分は薬師丸賢太に任せていただいているのもそうですが、その後の工程でもDX化を重要視されてらっしゃるのですね。

小西代表

実は、当初はそこまでの必要性は感じていなかったんです。しかし、いままで解決できなかったことをAIが解決している。
時代はどんどん変わっているので、最先端なところに身を置いて、いまのうちに入れておかないと、追いつけなくなってしまうからね。

NeoX

技術的にもまだまだという部分もあるにもかかわらず導入を進めていただき、また成長を感じていただけていることに我々も嬉しく思います。
導入するなら徹底してDX化し、効率化を図ることでスタッフの方の負担も軽減できるということを実現されてらっしゃるのだと実感いたしました。

小西代表

以前から、入力間違いが多いというのは大きな課題でした。
正直いま薬師丸賢太を導入していなかったら、どれだけミスが残っていたんだろう…と思います。
これだけ機械を導入してもやっと。もっと楽になるだろうと想定していたのですが、ついていくことで精一杯な状況。それでも効果は出ているので、やはりDX化は進めていかないといけないと感じています。
その課題解決のひとつとして、薬師丸賢太の導入を決めましたね。
やはりミスを未然に防ぐというのが大事だと考えているんです。

NeoX

最後の質問になりますが、今後、薬師丸賢太、ならびにNeoXへご期待されることはありますか?

小西代表

NeoXさんはAIなどの最先端にいるだろうから、技術面でのホットな情報や知識などを共有してほしいですね。
あとは、他社サービスとの連携などがもっと進んでいくと、お互い発展していけるんじゃないかなと思っています。